食糧安全保障問題とお菓子業界の取り組み

　皆さんは、日本の食糧安全保障問題のことをご存知でしょうか？実はあまり一般的には知られていなく、この問題に注力している人は少ないかもしれません。しかしながら、日本の食糧安全保障問題は先進国の中でも脆弱なものであり、実は深刻な問題を抱えています。

　日本は先進国の中でも自国の食糧自給率が低いことで知られていますが、これを実感する機会というのは少なく、それも、スーパーなど食料品店へ出向けば、私たちは欲しいものがなんでも手に入る環境に置かれているからです。

　しかしこの自給率の低さは、いざ世界情勢が大きく変化したとき、私たちは食糧危機に見舞われる可能性が高いことを示します。その解決策として、米粉業界は今後の日本の食糧安全保障問題に取り組み、日本のお米の可能性を指示している業界でもあります。

　 まず、主原料である米粉を使用することで、米生産者との信頼関係を築き、安定した原料の確保にも努めています。国内産の低農薬栽培の原材料を使用することや、有機資材などの利用など、社会貢献と環境保護にも配慮しています。 また、地域社会に貢献することも重要視されています。地産地消を推進し、地元の農家との協力関係を築くことで地域経済に貢献している企業も多くあります。 食糧安全保障の問題は深刻な問題であり、単一の対策で解決することは出来ません。しかしながら、米粉業界は積極的にこのような問題に取り組み、日本国内の自給率の維持や向上に向けて、日本の食糧安全保障問題の解決を担う業界であることは間違いないと思います。