米が足りない!!2024年からいよいよお米の入手が厳しくなります
2024/07/23
日本の米不足
2024年の実態
今年もいよいよ出穂の季節が近づいてきました。春にはじまった田植えから約2か月少し。あっという間に稲は生長し、梅雨明けの猛暑の中、出穂がはじまります。
出穂時期には水を必要としますが、酷暑が続いたりで、とてもこの時期の天候が稲作にとってとても大切な時なのですが、近年は気候が安定せずに豊作となることがほとんどなくなりました。
そんな中、今年に入ってから「米不足」があちこちでささやかれるようになりました。これは、弊社が創業する以前より予測していたことであり、遅かれ早かれ「米不足」が始まるのは見えていました。今回は、今起きている「日本の米不足」について語りたいと思います。
現状と背景
日本は長い間、安定した米の供給を維持してきましたが、近年、気候変動や農業従事者の減少など、さまざまな要因が重なり、米不足の懸念が高まっています。2024年において、米不足が深刻化する可能性が指摘されています。
気候変動の影響
気候変動は、米の生産に直接的な影響を与えています。異常気象や温暖化により、洪水や干ばつが頻発し、稲作に必要な水の供給が不安定になっています。例えば、2023年には日本各地で記録的な豪雨が発生し、多くの稲作地帯が被害を受けました。このような気候変動の影響は、米の生産量を大幅に減少させる可能性があります。
農業従事者の高齢化と後継者不足
日本の農業従事者の平均年齢は高く、多くの農家が引退を迎えています。しかし、後継者不足が深刻であり、若い世代が農業に従事するケースは減少しています。これにより、米の生産能力が低下し、供給不足に繋がる可能性が高まっています。
土地利用の変化
都市化の進展により、農地が減少しています。特に大都市圏では、農地が住宅地や商業地に転用されるケースが増えており、農業生産に適した土地が減少しています。これにより、米の生産量が減少し、供給不足が懸念されます。
政府の対応策
政府は米不足に対処するため、いくつかの政策を打ち出しています。例えば、新しい農業技術の導入や、農業従事者の支援を強化することで、生産効率の向上を図っています。また、輸入米の増加や、米の備蓄を増やすことで、供給の安定を図る取り組みも進められていますが、これ以上外国に食糧を頼ることが本当にいいことなのでしょうか??
消費者への影響
米不足が深刻化すると、米の価格が上昇し、消費者への影響が避けられません。特に低所得世帯にとって、主食である米の価格上昇は大きな負担となります。さらに、米を使用した加工食品や外食産業にも影響が及び、日本全体の食生活に大きな変化をもたらす可能性があります。本来は、もっと以前より、米農家を国が収入の最低保証をし、支えるべき食糧対策だと感じます。
今後の見通し
2024年に向けて、米不足の問題はさらに深刻化する可能性があります。気候変動や農業従事者の減少など、複数の要因が絡み合い、解決が難しい問題となっています。政府や農業団体、消費者が一体となって、持続可能な農業の実現に向けた取り組みが求められます。しかしながら、対策は遅れに遅れ、日本の農家の倒産が相次いでいるのが現状です。食糧を自給できない日本を「豊な国」といえるのでしょか?
本の米不足は、気候変動、農業従事者の減少、土地利用の変化など、さまざまな要因が複雑に絡み合った問題です。2024年に向けて、米不足の懸念が高まる中、政府や農業団体、消費者が協力し、持続可能な解決策を見つけることが重要です。特に、技術革新や政策の強化が求められ、安定した米の供給を維持するための努力が必要です。なにより、私たち消費者が現状をちゃんと把握し、日頃から何を選択し食するかを賢く考え見つめ直さなければならないことでもあります。
これにより、日本の食生活と経済の安定を確保し、次世代に向けた持続可能な農業を実現していかなければなりません。みなさんは、今後の日本をどう考えますか?